あーあーダルイダルイ。
そーんな顔しちゃって、さぁ。
ゴメンだけどさ、ヤなの、そーいう顔。
助けて怖いわ助けて、そーいう顔。
(ずっと道化を演じて来たんだそんなの簡単な事だ)
鬱陶しいなーもう。
だから言ってんだけど、さぁ。
何回言ったらやめてくれるの、そーいう顔。
私は可哀想私は可哀想、そーいう顔。
(簡単な事なのに何で今日に限って出来ないんだろーな)
誰が一番とかじゃないんだと、思うよ。
皆それぞれ何か有ってさ、順位なんて無いんだってば。
誰だって怖くて助けて欲しくて、誰だって可哀想。
何かさ、聞いてないよね、人の話。
(今日に限って)
なあ、立つ腹も無いってのにさ。
なあ、何でこんなに、何でこんなに。
あーあー、頭痛えー俺ってば可哀想ー。
なあ、もう会わなくても、良いんだよねえ?
(もう、いやだ)
でも最後に一個だけ言ってあげるよ。
「可哀想に」
これで満足したかなあ、してくんないと困るんだけどさ。
じゃあね、可哀想なお姫様。じゃあね、お話はお終いだよ。