息漏れ、吐き気

笑いがこみ上げて来て仕方ねぇんだよ。
何度も言ってるだろ、そんなモン要らないって言ってるだろ。
鬱陶しいからさっさと消えちまえ、テメェなんて邪魔だ。
胸クソ悪ぃ、その声を二度と響かせるな。
要は此処に来んなって意味だ、何度も言わせるな。


それでもまだ足りないってのか。
どれだけやりゃあ気が済むんだ、面倒臭ぇ。
何で笑うんだ、ああ、俺か。
テメェは俺見て笑ってんのか、ははは。
勝手にしろ、俺には、関係ねぇんだ。


己を笑って居るだけです、貴方には関係有りません。
追い詰めている事も、去らなくてはいけない事も、私が邪魔だと言う事も、全部がぐちゃぐちゃで、笑っています。
何と言おうと、届かないでしょう。
何と言おうと、聞こえないでしょう。
私が笑おうとも、貴方には、関係の無い事。


消えろ。 消えて下さい。
黙れ。 黙って下さい。


笑うと息が漏れ、吐き気を覚える。
不快で甘い、其の感覚。
溺れる訳にもゆかず、また、笑って息を漏らす。


何て不快なんだ、殺しちまいてぇ。
自分の事と思ってんのか、この自意識過剰が。
殺しちまいてぇのは、俺の事だ。


何て不快なんだろう、殺してしまいたいです。
貴方になんて言っていません、私は己の事しか考えません。
私は私を殺してしまいたい。

Back