リヴァイとオルオ

「オルオ」
「ハイッ!?」
「素っ頓狂な声出すんじゃない。相談がある」
「ハァッ!?あ、いえ、すみません。相談ですか?兵長が?俺に?」
「そうだ」
「何をプレゼントすれば喜ぶ。女だ」
「は…?えぇ…(兵長彼女でも出来たんですかっていうか俺にそんな事聞かないでくださいよ)人に、寄るんじゃないですかね…?」
「チッ」
「だだだってその女性がどんな人かもわからないのに、答えようがないじゃないですか。それにこういう事は、俺よりもエルドとかの方が…アッ俺に全く経験が無いとかそういうわけじゃないですよ。ただ俺と兵長は似ている所はあっても人としての有り方が違うっていうかそn」
「うるせえな」
「花だアクセサリーだロマンチックなデートだ、そんな物じゃない」
「…えぇ、と、そういう物は好きじゃない人なんですね?…お酒とかは?」
「……駄目だ。飲まない」
「あー、えー、じゃあ、(無理ゲーすぎんだろオイ)」
「………ガキだ。」
「え」
「女の、子、ですか」
「そうだ」
「な、なんだ、恋人か何かだと思ったじゃないd」
「そうだ」
「へ」
「………」
「(深く聞かない方が良いのかこれは)じゃあ、一緒に遊んであげるのが良いんじゃないですか。大人でもそうですけど、時間を割くっていう…」
「家に居る時はいつも一緒にいる」
「は」
「妹だ」
「ハア!?」
「うるせえ」
「スミマセッ」
「……」
「あー、うー、えぇ…?」
「いつもしない事をしろと言われた。プレゼントもそうだ。が、物を貰って喜ぶ性格じゃない」
「…素朴な疑問なんですが、良いですか?」
「何だ」
「その話して、聞いて回ったんです?その、妹さんの」
「妹だとは言ってない」
(子供だ、ってところで、皆「なーんだ」ってなって、おもちゃだとか遊園地だとか言うので萎えて話を切って来た兵長)
「えぇ、じゃあ、兵長が一番良く解ると思います。直接聞いても良いかも…」
「チッ」(それはエルヴィンに言われた)
「アッ、イエッ、兵長がプレゼントするのは
「何だ」
「ソノやっぱり、時間かと。花もデートも、選んだとか考えたとか、そういうのが…上手く言えませんが嬉しいものなんだと」
「思います、よ。それに
「何だ」
「イエアノ、兵長は忙しい人ですし、気を悪くしないで欲しいんですが、厳しい顔をしているので、イエカッコイイんですけど」
「要点を言え」
「アッハイ、兵長が嬉しそうに楽しそうに話すとか。一緒に居る間。それは、特別に感じると思います、俺は」
「お前がか」
「イエハイ、スミマセン」
「妹さんは、兵長が楽しそうだとか、何を考えてるとか、俺たちよりよく、わかると思うので。多分」
「…ふん」
「何か、すみません」
「いや、参考になった」
「ハッ? あ、有難うございます」
「何でだ。…有難うな」
「アッハイ、ああ、あの」
「何だ」
「頑張ってください」
(兵長は恋路?も並みじゃないんだなあと思うオルオ)


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(後日、リリスにお出掛けしようと自分から言い、「デートだ」とか言いだす兵長)
会話の数時間後に、突如兵長が現れて、誰にも言うなと口止めした時、オルオは少し死を覚悟したとかしなかったとか。
あと、ちょっと兵長のプライベートストライクな話題を、知っているのが(周囲では)自分だけという事実にフフンってなるオルオ
その後、同人事件を経たペトラと意気投合するという。

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